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かつて、欧州貴族のあいだで、庭園に噴水などの水を引き込んだ小さな小屋を造り、羽目をはずして楽しむことが流行りました。やがて時代とともに水を使う機能は廃れ、建物だけが残りました。その建物は、特別
な意味や用途を持たないという意味を込めてフォリーと呼ばれ、その後は公園などに設置されるようになりました。Follyとは本来の意味は
''馬鹿げた '' ''愚かでムダな '' という言葉ですが、今回のフォリーは、「特定の機能をもたない建物」とか「人が入ることのできる彫刻」などの意味を込めて使っています。
日本では、数寄屋建築の「東屋」として理解されることが多いようですが、今回のコンペでは、そうした和風の既成イメージを払拭するような、新しくてユニークな視点と発想が期待されています。
フォリーの名が一般に知られるようになったのは、1989年に仏国パリのラ・ヴィレット公園のコンペで、建築家バーナード・チュミが提案したプランがきっかけでした。同氏は、広大な公園全体を覆うグリッドの交差点に小さな建築物(フォリー)を配置。公園内の小建築物としてさまざまに利用されています。
今回のコンペのキーワードは、脱構築、東屋、 folie、ハイブリッドなど。応募者の自由な発想で、京都の植物園に建てることの意味や利用方法など提案者独自の解釈を求めます。 |
| ■審査委員長 |
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京都生れ。プロダクトデザイナーを経験の後、独立。独学で建築を学ぶ。1982年に若林広幸建築研究所設立。1994年、南海特急「rapi:t」をデザインし話題となる。京の新しい町家づくりにも積極的に取り組む。主な作品/老人ホーム ライフ・イン京都(1986)、西利本社ビル(1990)、ヒューマックス・パビリオン・渋谷(1992)など。第9回京都府文化奨励賞、日本文化フォーラム・日本文化デザイン賞、ブルーリボン賞 他多数
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| ■特別審査委員 |
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京都大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。京都大学人文科学研究所助手を経て国際日本文化研究センター助教授(現職)就任。建築史・意匠論が専門だが、風俗や意匠など目に見えるものを通
じて近代日本文化史の再構成を研究する。著書、論文多数。新聞、雑誌、テレビなど様々なメディアでユニークな視点、論点を展開中。今回のコンペでは氏のフォリーの解釈に期待が集まる。
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特別審査委員 |
大島英司(国土交通
省 近畿地方整備局 建政部 住宅整備課 課長) |
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特別審査委員 |
橋本貞造(京都府建築工業協同組合 理事長) |
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| ■ |
審査委員 |
鳥羽重宏(城南宮宮司) |
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審査委員 |
武内富久子(京滋インテリア協会理事長) |
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審査委員 |
奥 美里(財団法人 京都市景観まちづくりセンター 副事務局長) |
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審査委員 |
中田公義 (京都北山丸太連合会会長) |
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