

今年で4回目を迎える「京の町家学生設計コンペティション」は、“京都の町家の新しいスタイル提案を通じて、建築を学ぶ全国の学生に、実際の木造住宅を設計から建築・完成までを体験していただく”全国で唯一の建築設計コンペです。
2つの課題から選択
第4回の町家コンペは、2つの課題を設定しました。これまでどおりの「建売り分譲町家」(課題A)か。それとも自分たちの生活に近い「集合賃貸町家」(課題B)か。伏見という土地柄や土地の形状を熟慮して、好きな課題を選んで挑戦してください。審査はまったく平等です。最優秀作品にふさわしいプランであれば、どちらの課題作品が受賞しても必ず現地に建築します。
事業家としての視点
今年は事業用プランを視野に入れた“集合賃貸住宅”を、課題のひとつに採用しました。どんな集合住宅を建てたら入居者や地域の人に受け入れられるのか?また事業性はどうか?これまでの建売り分譲住宅とは異なる視点で、あらたな集合町家(課題B)にチャレンジしてください。
※集合住宅の総床面積は。210平方メートルを基準とします。
「ウナギの寝床」に挑戦
北側道路に接する部分は、わずかに8m弱。ここに2軒分の入口を設定するわけですから、建物地は、いかにも京都らしい「ウナギの寝床」になります。ここに駐車スペースと家族4人が快適に暮らせる100平方メートル程度の床面積を確保したプラン(課題A)が条件です。
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景観整備地区に建てる京町家。
建売り分譲か、賃貸集合住宅か?
京都の町並みはこのままでいいのか。建築を学ぶ学生が、木造の現場を知らなくていいのか。ふたつのテーマを掲げて開催するこのコンペ。今回はふたつの課題のどちらかひとつを選んで挑戦していただきます。賃貸集合住宅は、学生である皆さんの体験や生活感を活かして提案できるテーマです。第3回までの受賞例は全く参考にならない新しい分野といえます。これからの賃貸住宅に斬新な風を吹き込むアイデアに期待しています。いっぽうの建売り分譲住宅を選んだとしても、相当に奥行きの深い敷地ですから、例年同様に難問であることに変わりはありません。
さらに、今回の建築予定地は「伏見南浜界わい景観整備地区」となっています。西隣の住宅は「界わい景観建造物」にも指定されるなど、計画の段階から、環境や景観、町並み保全という視点がことさら重要なポイントになります。したがってコンセプトづくりの前に現地を充分調査するのはもちろんですが、京都市景観ホームページ(http://www.city.kyoto.jp/tokei/keikan/)を参考に、法的な規制事項や界わいの歴史にも目を向けることが必要になるでしょう。皆さんの力作とアイデアで、わたしたち審査委員を悩ませてください。 |
審査委員長
若林広幸 建築家
特別審査委員
奥 美里 (財)京都市景観・まちづくりセンター事務局次長
中澤義和 一級建築士・不動産コンサルタント
長田 修 (株)長栄 代表取締役
井上 隆 関西電力(株)京都支店お客さま室CM
南 宗和 住宅コーディネーター
地域選考委員 柿木浜町の住民の皆さん |
審査委員
野中修一 京都建築青年経済協議会理事
小畑育男 〃
堀井誠史 〃 |
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